それぞれの現在地から1歩前へ― 12時間で見えた運動指導者の成長 ―

目次

初めて人前に立つ。それを目指して始まりました

このたび、株式会社ファクトリージャパングループ様とのご縁をいただき、「KA・RA・DAプチフィットネス」
の運動指導者研修を担当させていただきました。

「買い物ついでに15分」から始めるフィットネス

KA・RA・DAプチフィットネスのコンセプトは、

「買い物ついでに15分。がんばらないフィットネス」

運動のためにわざわざ時間をつくるのではなく、買い物のついでに立ち寄って、気軽に体を動かす。「運動しなければ」と頑張るのではなく、日常生活の中に自然と運動を取り入れられる。そんな新しいフィットネスの形です。

詳しい内容は、KA・RA・DAプチフィットネスの紹介ページをご覧ください。

その第1号店となる「KA・RA・DAプチフィットネス イオン久里浜店」が、9月1日にオープンします。

2日間・12時間の研修で目指したこと

今回の研修は2日間、合計12時間。

運動指導が初めての方もいれば、すでに指導経験をお持ちの方もいらっしゃいました。

スタート地点はそれぞれ違います。

今回の研修で目指したゴールは、

「機能改善体操®︎」と「リズムキネシス®︎」を、
自分自身ができるようになるだけではなく、“人に伝え、運動指導ができるようになること”。

リズムキネシス®︎https://www.ikinobi.org/trainer/rhythmkinesis/は、音楽のリズムに合わせて
楽しく体を動かしていくプログラムです。

運動を「自分ができる」ことと、「人に伝えられる」ことは、同じではありません。
では、運動指導者として相手に伝えるためには、どんな力が必要なのでしょうか?

この2日間の研修を通して、私自身も改めて「運動を指導するということ」について考える機会となりました。

研修風景の動画です

まずは、自分の体で覚えることから

1日目は、お互いの自己紹介からスタートしました。

そして最初に確認したのが、今回の研修のゴールです。

「お客様の体と心がスッキリする機能改善体操®︎とリズム体操
(リズムキネシス®︎・リズムコーディネーション)が指導できるようになること」

まずは、このゴールを全員で共有しました。

そこから、実際に15分間のプログラムを体験します。

最初に大切にしたのは、頭で覚えることよりも、「動いて、体で覚えること」

実際に何度も繰り返しながら、動きの流れやリズムを体に落とし込んでいきます。

初めは慣れない動きに四苦八苦する場面もありました。

「あれ?次はどっちだっけ?」
「動きが合わない……」

そんな様子も見られましたが、繰り返していくうちに、少しずつ動きがスムーズになっていきます。

「自分ができる」と「人に伝える」は違う

動きを覚えたら、次はいよいよ「伝える練習」です。

ここから難易度がグッと上がります。

自分が動くだけではなく、動きながら言葉を発して、相手に伝える。

特に運動指導が初めての方にとっては、

「何を伝えればいいんだろう?」
「どんな言葉を使えば伝わるんだろう?」

と、考えることが一気に増えていきます。

言葉を伝えることに集中すると、今度は自分の動きが止まってしまう。

動きに集中すると、言葉が出てこない。

「動くこと」と「伝えること」。

それぞれならできても、同時に行うとなると簡単ではありません。

試して、戸惑って、また試して。

そんな時間を繰り返しながら、1日目の研修を終えました。

自分で考えて
考えたことをペアでやってみる

2日目の研修は,さらに「指導者」へ

2日目も、引き続き指導練習です。

ただし、同じことを繰り返すだけではありません。

受講者の皆さんの様子を見ながら、少しずつ新しいタスクを加えていきました。

一度にすべてを求めるのではなく、1つできたら、次の1つへ。

昨日できなかったことが、今日は少しできるようになる。

言葉が少しずつ自然に出てくる。

周りを見る余裕も少しずつ生まれてくる。

そんなひとりひとりの変化が、指導の中にも表れ始めました。

2日目は実技だけではなく、合間に「運動指導者として大切にしてほしいこと」についてもお伝えしました。

運動を正しく教えることだけが、運動指導者の仕事ではありません。

目の前のお客様を観ること。

その方の反応を感じ取ること。

必要な言葉を届けること。

そして、「また体を動かしたい」と思っていただける時間をつくること。

スキル習得と同じくらい大切にしたいもの

運動指導の経験も、指導スキルも、人それぞれ違います。

もちろん、指導者としてスキルを身につけることは大切です。

でも、スキルは練習を積み重ねることで、少しずつ身についていきます。

それ以上に私が大切だと思っていることがあります。

それは

「目の前の人と、どう関わりながら運動を届けるか?」

ということです。

私も、スキルばかりを追いかけていた

振り返れば、私自身もかつては「もっと上手くなりたい」「もっとスキルを身につけたい」と、技術ばかりを追いかけていた時期がありました。

けれど、スキルばかりに意識が向いているときほど、意外と目の前の人を見ていなかったりするものです。

動きは合っているだろうか。

説明は間違っていないだろうか。

うまく指導できているだろうか。

自分の「できている・できていない」に意識が向いてしまうと、その先にいる人の表情や反応、ちょっとした変化を見落としてしまいます。

35年の指導経験を経て、たどり着いた私の「指導者軸」

運動指導に携わって35年。

さまざまな経験を重ねてきた今、私が大切にしている運動指導の軸は、とてもシンプルです。

人との関わりを大切にしながら、運動を届けること。

「何を教えるか」だけではなく、
「誰に届けるのか」

「どう動いてもらうか」だけではなく、
「その人が今、何を感じているのか」。

目の前の人を観て、感じて、関わる。

その積み重ねが、私の考える運動指導です。

教える側の私も、学んだ2日間

今回の研修は受講者の皆さんに学んでいただく時間であると同時に私自身にとっても大きな学びの時間となりました。

これから私は、どんな運動指導者を育てていきたいのか。

現場で、どんな運動指導を届けていきたいのか。

改めて自分自身の「これから」と向き合うことができました。

このような貴重な機会をいただきました株式会社ファクトリージャパングループ様
に心より感謝申し上げます。

そして最後に、2日間を一緒に過ごした受講者の皆さんへ。

2日間、本当にありがとうございました。

これから皆さんがそれぞれの現場で、目の前の人と向き合い、自分らしい運動指導を届けていかれることを心から応援しています。

スキルの先には、いつも「人」がいる。

これからも私は、そのことを大切にしながら、人財育成と運動指導に携わっていきたいと思います。

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